shoryu38の特撮・ヒーロー日記

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「秘密基地へようこそ」 『ウルトラマンジード』第1話

「秘密基地へようこそ」 

ウルトラマンジード』第1話

2017年7月8日放送

脚本 安達寬高

監督 坂本浩一

 

ウルトラ初参加の乙一さんと坂本監督の相性がどうなのかなと思ったが第1話を見るとかなり良い感じになっている。

 

スカルゴモラによる被害描写が実際の災害を下敷きにしていてかなり細かく描かれているのは脚本の安達さんの領分かな? 坂本監督は怪獣を災害としてではなくて敵対勢力の兵器として描く事が多いので。

 

スカルゴモラによる被害を細かく描く一方、両親に捨てられ、身を寄せていたお店も怪獣に破壊され、自分が地球人ではないと知り、戦う運命を課せられたリクのドラマはサクサクと進み、また前向きな感じになっている。ここは坂本監督の傾向だと思われる。

 

全体的に見ると、乙一さんが細かく設定や理由を考えて、坂本監督がそれを使ってテンポ良く話を進める感じになっている。

 

ベリアルが起こしたクライシス・インパクトによって地球や宇宙は一度消滅しかけたらしい。『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE』だけを見た人はベリアルは復活した後も悪の道を突き進んでいる感じで、数年前の『ウルトラマン列伝』を見ている人はベリアルも守るものを見付けようとしている事を知っている。『ジード』第1話時点ではベリアルは『ゼロクロ』を下敷きにした絶対悪だが、この後にリクと言う子供を作った理由が明かされる時に『列伝』でのエピソードが関わるようになるのかもしれない。

 

劇中劇である『ドンシャイン』は等身大ヒーロー。ここは仮面ライダースーパー戦隊を撮った坂本監督だけあってしっかりとした作りになっている。今後はドンシャイン関係の話や企画も出てきそうだ。

 

『ジード』はアニメっぽい雰囲気になっているが、もし本作がアニメだったらレムがホログラムで少女の姿を見せていそうだし、ペガも変身能力で女の子に変身していそうだな。

 

一度変身したら20時間は再変身できない。これ、今後のストーリー作りが大変になりそう。

 

かなり容量が多いので詰め込み過ぎな展開になるかなと思ったけれど実際に見ると上手くバランスが取られている。

田口監督が『オーブ』で坂本監督っぽい撮り方を取り入れていたけれど、『ジード』では坂本監督が田口監督っぽい撮り方を取り入れていて、こういう感じに影響を受け合っているのを見るのが面白い。坂本監督と乙一さんも対極の雰囲気があるが『ジード』第1話ではその違う個性が噛み合わされる事で新しいものが生まれた感じ。

ただ、一つ注文を付けるのなら、坂本監督が『レオ』第1話をやりたくて実現した今回のプール撮影だけど、ストーリー的に意味が無いし演出的にもあまり活かせていなくて、「監督がやりたかっただけ」になっているのは残念だったかな。

 

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