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shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「くるる ~眩る~」 『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』エピソード7

「くるる ~眩る~」

ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』エピソード7

2017年2月6日配信

脚本 小林弘利

監督 小中和哉

 

ふと思ったのだが、本作にとって盛り上がりポイントの一つがアスカとムサシの登場だったわけだが、本作にとって邪魔な存在だったのもアスカとムサシだったような気がする。

あくまで第7話までの惑星カノン編を見ての感想だが、今回のシリーズはガイとジャグラーの二人だけで話を進めるべきだったと思う。

ガイは戦士としての自分に自信が無いが、そんなガイが光に選ばれてウルトラマンとなり戦いを経て強くなっていった。一方、戦士としての自分に自信と誇りを持っていたジャグラーは光に選ばれずガイをサポートする役目となり、強くなっていくガイに複雑な感情を抱き闇に墜ちていく事となった。

そしてガイは犠牲を出さなかった代わりに誰も守れなくて、逆にジャグラーはミコットやアマテや命の木と言った犠牲を出した代わりに惑星カノンの人々を守った。

ガイとジャグラーのどちらが正しいのか、それは一概にどうこう言えるものではないと言うのが第7話時点での話。ただし、ここに歴代ウルトラマンとしてアスカとムサシが入ってしまうと、どうしてもアスカとムサシの言い分が正しいとなってしまう。(ここで下手にアスカとムサシの言い分を作品として否定してしまうと『ダイナ』と『コスモス』と言う作品そのものを否定してしまう恐れもある)

出来ればここは先輩ヒーローと言う正しい存在は出さず、「正しいヒーローとは何か?」と言う事がまだ手探りのガイとジャグラーの二人だけで話を進めてほしかった。(後はまぁ前回の感想で多くの人が言った「ウルトラマンが役に立っていない」も歴戦の戦士であるアスカとムサシだからこそ出てくる意見で、これが新米ウルトラマンのガイだけだったら出てこない意見だったような気がする)

 

今回の話を見るに、シンラはサイキの支配下にあったわけではなく、本当にライゴウに陥れられそうになったと言う事なのかな。う~ん。終わってみればあまり意味の無いエピソードだった気がする。これなら変に捻った展開にせず、もっと真っ正面からシンラとライゴウに意見をぶつけてほしかった。

 

小中監督は設定を描写するよりドラマを描く方が上手いイメージがあり、設定紹介が必要な第1話はいまいちな印象があるが、『ネクサス』のリコ編や今回のジャグラーの変身と言った人物の心情を中心においた回は物凄いインパクトを残す。

ジャグラーが魔人態になった理由は不明なのだが実際にドラマを見ているとそういう事は気にならない迫力があった。

 

「争いの元である命の木を無くせば良い」と言うジャグラーの考えは理に適っている反面、簡単な決着方法故の危うさもある。簡単に言っちゃうと、サイキの目的がアマテに流れる血だった場合、アマテを殺して消滅させれば良いと言う結論に至ってしまう恐れがある。因みにこれに近い考えをかつて抱いていたのが『ガイア』の藤宮だったりする。