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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「空高く、翼舞う」 『動物戦隊ジュウオウジャー』第38話

動物戦隊ジュウオウジャー

「空高く、翼舞う」

動物戦隊ジュウオウジャー』第38話

2016年11月20日放送

脚本 香村純子

監督 柴崎貴行

サグイルブラザーズ 登場

 

単品で見ると上手い回。

リンクキューブによって出会ったバドと謎の青年だが、それが人間とジューマンの間にある断絶を表面化する事となった。しかし、そのバドがリンクキューブを渡した事で大和はタスク達と出会う事になり、それが人間とジューマンの絆を生む事となった。

これまでバドは人間界とジューランドを分けた断絶の象徴であったが、その彼が大和や操と言った人間とタスク達ジューマンを繋ぐきっかけにもなった。

 

大和の能力はイーグル、ゴリラ、ホエールと陸海空が揃っているが、このうちイーグルは「ジューランドに迷い込んだ人間と出会ったジューマン」で、ゴリラは「人間界に残されたジューマン」で、ホエールは「人間界とジューランドがまだ分かれていない時代の存在」となっている。

 

サグイルブラザーズは「常に二人で戦う」が最大の特徴だがそれを最大限に生かして強敵感を見事に出していた。また「同じ姿が二人並ぶ」と言うのがクライマックスでのイーグルとバードの揃い踏みに繋がっているのも上手かった。

 

今回は単品で見ると最高に上手い回なのだがシリーズとして見るとこれまでの描写の積み重ねの弱さが気になる。

まず今回の回想シーンを見た後だと第1話でのジューランドに迷い込んだ大和の扱いに違和感が生じる。第1話以降はタスク達が人間界に残される事になるのだが、タスク達が異世界である人間界で人間達と触れ合う話と言うのが意外と少ない。今回の話をしたいのなら、もっと人間とジューマン、人間界とジューランドと言う異世界故のズレや衝突と言うのを描いていた方が良かった。

 

ジュウオウジャー』は中盤は操の話がメインになっているのだが、その操の話とジューランドの話が上手く合っていないのが残念。人の群れに入っていけない操と人間達の中に入っていく事になったタスク達、または操のような人を排除する人間と言う群れと人間を排除するジューマン達を繋げるのかと思ったが今回の話を見るに特にそう言った繋げ方はしないようだ。終盤になるとまたどうなるか分からないのだが、ぶっちゃけると「操の話を丸々カットしても今回のジューランドの話に支障は無い」と言うのは残念。操の話自体は悪くないと思うのだけど、それによって話の始まりであるジューランドの掘り下げが弱くなってしまった気がする。

 

そして前回登場したキューブオクトパスだが今回は活躍が無し。逆にキューブオクトパスの話をカットしてバドの描写をもっと掘り下げてほしかったと思う程。キューブは『ジュウオウジャー』の基本設定の一つなのでちゃんと描いてほしい。