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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「狙われた女」 『帰ってきたウルトラマン』制作第48話

帰ってきたウルトラマン

「狙われた女 ーひとだま怪獣フェミゴン登場ー」

帰ってきたウルトラマン』制作第48話

1972年3月3日放送(放映第47話)

脚本 石堂淑朗

監督 佐伯孚治

特殊技術 真野田陽一

 

人魂怪獣 フェミゴン

身長 70m

体重 5万t

口から火を吐いてコンビナートを次々に破壊していった。最終目標はMAT基地破壊だったらしい。伊吹隊長は丘隊員に宇宙怪獣が乗り移っていたと言うが…。

名前の由来は「フェミニスト」から。劇中では未呼称。

 

物語

丘隊員に珍しくミスが続き、郷と南隊員が行方不明になってしまう。伊吹隊長は丘隊員に一ヶ月間の休暇を与えるが、その時、怪獣が出現。わずか3人になったMATの苦闘が始まる。

 

感想

丘隊員主演話。フェミゴンは単なる宇宙怪獣と言うより丘隊員が今まで溜めていた様々なストレスが爆発した存在に思える。今まで主演話が無かった事に対する石堂さんの怒りか?(石堂作品では丘隊員が取り上げられる事が多かった)

 

「民家の上には墜落できない」と何とか海上に墜落したマットアロー。TACに聞かせたいセリフ。

 

「遭難の次はニアミスか! 一体、MATはどうなるんだ!」と怒鳴る伊吹隊長。おそらく解散でしょう。

 

休暇を言い渡され新宿の街並みを放浪する丘隊員。セーラー服を着ているように思えるが、当時は学校の制服以外でも着る機会があったのだろうか?

 

「千葉に怪獣が現れた事は日本中に知られている」と伊吹隊長。やはりテレビやラジオで知らせているのだろうが劇中でそのようなシーンが出てくる事はあまり無い。

 

今回は伊吹隊長の人間性が垣間見れて面白い。加藤隊長時代は職場と言う雰囲気が強かったが、伊吹隊長になると家族と言う雰囲気が強くなった。(残った3人の話は軍隊調だったが)

 

丘隊員主演話なのだが、残った伊吹隊長と岸田、上野両隊員が意外と格好良い。特にトランプのジョーカーを選ぶシーンが良い!

 

帰ってきたウルトラマン大全』(双葉社)にも書いてあったが、マットアローの墜落、海に入るフェミゴンとウルトラマンのシーンはスケール感が無くて残念。ただし、珍しい海中での戦闘シーンがあるのは嬉しい。

 

これも『帰ってきたウルトラマン大全』(双葉社)に書いてあったが、舞台をコンビナートにする必要はあまり無く、MAT基地内で等身大のフェミゴンを出した方が良かったと思う。

最後に地元の人間が唐突に出てくるが、脚本ではコンビナートに土地を売った人間と言う紹介があった。

 

それにしても、これだけ重要な組織がたった6人なのは無理がある。一般隊員はいないのか?(いたら本作が成り立たなくなるのは分かっているが)

 

本作は石堂さんの『帰ってきたウルトラマン』最終作。人間の感情が怪獣になる展開は次作『ウルトラマンA』でも取り上げられている。
又、佐伯監督の『帰ってきたウルトラマン』最終作でもある。