読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「宇宙から来た透明大怪獣」 『帰ってきたウルトラマン』制作第19話

帰ってきたウルトラマン

「宇宙から来た透明大怪獣 ー忍者怪獣サータン登場ー」

帰ってきたウルトラマン』制作第19話

1971年8月13日放送(放映第19話)

脚本 上原正三

監督 鍛冶昇

特殊技術 佐川和夫

 

忍者怪獣 サータン

身長 45m

体重 3万2千t

隕石の中から出現した。中性子で構成されていてビルやミサイルをすり抜ける事が出来る。コンクリートに反応するらしい。MATの原子核放電網で実体化する。ウルトラマンはウルトラブレスレットで自分の能力を上げた後、サータンを爆破した。

名前の由来はサタン(悪魔)からだろうか? 予告では「サターン」と呼ばれていた。

 

物語

次郎君達が発見した隕石の中には怪獣がいた。

大怪我を負った次郎君の為に郷は怪獣と戦うが得体の知れない相手に苦戦する。思わず弱音を吐く郷だが…。

 

感想

ベムスターに続く宇宙怪獣サータン登場。長い鼻が特徴で、ベムスターに比べるとさすがに地味だがなかなか良いデザイン。

 

次郎君が初めて物語の本筋に絡む話。今までは次郎君が最初から最後まで重要な役割を果す事は無かった。しかし、今回の話の主役は次郎君ではなく、あくまで郷。今回は郷がヒーローとして子供の為に戦う話だった。ただし、ただの子供ではなく第1話から郷を兄として慕う次郎君だったからこそ今回の話はここまで盛り上がった。

郷の最後のセリフ「勝ったぞ」は本当に格好良かった。

 

弱気になった郷を叱る坂田さん。レースでスピンしてしまう事について話すが、坂田さんの実体験だろうか?

又、坂田さんは郷に流星号に乗っていれば決して諦めなかったはずと言っている。これは郷がウルトラマンの力を当てにしてしまっている事への戒めだろうか?(坂田さんなら郷とウルトラマンの関係に気付いても良さそうだ)

 

今回の変身シーンは郷とウルトラマンの姿が重なると言うもの。郷とウルトラマンの意思が完全に一致したと言う意味だろう。

戦闘中にウルトラマンは次郎君の言葉を思い出し、戦いが終わって次郎君はウルトラマンと空を飛ぶ。この時のウルトラマンは郷そのものと言って良い。

 

今回は過去の様々なシチュエーションが再登場している。

ざっと例を挙げれば、隕石の中から怪獣(「ガラダマ」)、動物を助けようとして瓦礫の下敷き(「怪獣総進撃」)、ただの石だと判断したら怪獣だった(「二大怪獣東京を襲撃」)、見えない相手をカメラで発見(「明日を捜せ」)、特訓して新技を開発(「必殺! 流星キック」)等。

 

帰ってきたウルトラマン』のメインライターとして今まで19話中14話を担当した上原さん。金城さんと比べてもかなりの数だが、これ以降は32話中6話担当と数が激減している。一般に「怪獣使いと少年」の件で外されたと言われているが、実際はそれ以前から担当が少なくなっている。

上原さんは元々『帰ってきたウルトラマン』を軌道に乗せる事が自分の使命と言っていたので、軌道に乗ったこの時期に身を引いていったのかもしれない。(多くの作家を参加させて作品をバラエティ豊かにする為でもあるだろうが)