shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「ネバー・セイ・ネバー」 『ウルトラマンオーブ』第15話

「ネバー・セイ・ネバー」

ウルトラマンオーブ』第15話

2016年10月15日放送

脚本 小林弘利

監督 アベユーイチ

シビルジャッジメンター ギャラクトロン 登場

 

よくもまぁここまで徹底してやれたなぁ。

サンダーブレスターの戦い方が『新世紀エヴァンゲリオン』のエヴァ初号機っぽいなと思っていたが今回はナオミが中に捕らわれていたのでバルディエル戦と言ったところかな? ナオミ、死んだり足がもげたりしなくて良かったな…。

 

ウルティメイトウォーズでエンペラ星人の強さを見たベリアルは自分も強くなる為にプラズマスパークの力を狙って最終的に闇落ちしたが今回のオーブもそれと同じく強くなる為にベリアルの力を使って闇落ちしかけている。今回のサンダーブレスターの戦い方はカードの中にあるベリアルの力と言うより強大な力を得て暴走したオーブ自身の戦いと言える。そう言えば過去にも力に振り回されたイーヴィルティガが似たような事をしていたな。それに『ウルトラマンネクサス』の最終回に登場したダークザギもそれまでのイメージとは違って大暴れしていたが、これも復活して得た力に振り回された姿だったのかもしれない。

 

『鉄神ガンライザー ヒーローズ』には物の怪の血を引いているがヒーローとして戦っている者や神の化身がヒーローとなって戦っている者の他に普通の人間だけど自作のスーツを使って戦っている者もいる。普通の人間なので弱いのだけれど『ヒーローズ』の主役であるゴウと言う子供は「弱いのにどうしてヒーローなのか?」と問いかけ、それに対して「強いがヒーローの条件なら、ガンライザーより敵のボスである羅刹や羅刹王の方が強い。でも、ガンライザーより強いからと言って羅刹や羅刹王がヒーローかと言ったらそうではない」と言うやりとりがあった。今回の話を見ても「ヒーロー」の条件は「強さ」以外のものが必要なのだと言う事が分かる。

 

ギャラクトロンごとナオミを殺しそうなオーブを見てシンが「カラータイマーが点滅しているのでもうすぐ消える」と発言したのはウルトラマンの時間制限とカラータイマーを上手く使った場面。

ウルトラマンには時間制限があってそれが迫るとカラータイマーが点滅すると言うのは有名な設定なのだがそれを劇中で生かすのは意外と少ない。

 

ガイが「オーブを許せない」と言ったのは自己否定に繋がる。

100年前の戦いでも同じ事を言ったのかもしれない。

ところで「クレナイ・ガイ」と言う存在はどのようにして誕生したのかまだ劇中では描かれていない。モロボシ・ダンのようにある地球人をモデルに作り出したのか、おおとりゲンのようにモデルの地球人はいないのか…。ガイがナターシャ以外の地球人について言及していないところを見ると後者かな? 前者だったら自分のアイデンティティが揺らいだ時にモデルになった人物のもとに行くと言うエピソードがありそうだが…。

 

ガイの発言に同調したと言うのもあるがジェッタが「ウルトラマンオーブを許せない」と言ったのは興味深い。なにしろ彼は「ニセモノのブルース」で本物のウルトラマンオーブではなかったババルウ星人(馬場先輩)をヒーローとして認めたのだから。

上にも書いたがこの辺りに本作における「ヒーローとは?」が示されているように思える。

 

ギャラクトロンの目的が人類だけでなく生態系そのもののリセットまで言ったのは面白かったがやはり台詞のみの説明と言うのは残念だった。木之元亮さんがゲスト出演しているのでギャラクトロンの理想とするシステムは『ウルトラマンダイナ』のスフィアなのかなと推測は出来るんだけど…。

 

サンダーブレスターの扱いは最近のヒーロー作品でここまでやれるんだと驚く。これは『オーブ』が半年だから出来た事かもしれない。と言うのも今回の話が「まだ15話目」ではなくて「残り10話」だから出来たのかなと。1年ものに換算すると今回の話は30話ぐらいになるのだが、さすがに残り20話で今回のような話は難しかったと思う。

もう一つ出来た理由としてはウルトラシリーズ仮面ライダースーパー戦隊に比べて敵キャラも主力製品として販売できると言うのも関わっているのかもしれない。サンダーブレスターをウルトラマンの一形態として考えたらあまり残虐な行為はさせづらいのかもしれないがこれがナックル星人やヒッポリト星人やバードンマグマ星人のような敵キャラならこの描写もOKが出やすいかなと。

 

今回のサブタイトルは『ウルトラマンG』の「永遠なる勇者」。

シンはこれをギャラクトロンに向けて発言したが個人的にはオーブに向けて「永遠なる勇者だと思っていたのに」と言ってほしかったかな。