shoryu38の特撮・ヒーロー日記

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「黒き王の祝福」 『ウルトラマンオーブ』第12話

「黒き王の祝福」

ウルトラマンオーブ』第12話

2016年9月24日放送

脚本 黒沢久子

監督 田口清隆

大魔王獣マガオロチ 登場

 

とにもかくにもサンダーブレスターがヤバい話。

仮面ライダーだとこういう暴走したようなフォームも出てくるがウルトラマンは基本的に光の戦士なのでこういう暴走状態は珍しい。パワフルとかワイルドとか言う言葉ではなくただただ「ヤバい」と言う言葉しか出てこないその戦い振りはウルトラ史に残ると言っても過言ではないと思う。

 

ガイはベリアルもさん付けで呼ぶのか。てっきり呼び捨てだと思った。力を借りるからと言うのもあるのだろうが、ガイの中ではベリアルもウルトラマン扱いになっていると言うのが興味深い。アーリー時代の事を知っているのか、それとも『列伝』以降のベリアルはウルトラマン呼びしても良い活動をしていたのか、ガイがベリアルを「ウルトラマンの仲間」とした理由が知りたい。

 

サンダーブレスターはベリアルとゾフィーの力をフュージョンしたもの。

ベリアルに2戦2敗しているがゾフィーは実力はウルトラ兄弟の中でもトップなのでこの組み合わせになったのだろう。個人的にはゼロとベリアルの組み合わせを見たかったところだが。(そうすれば『ウルトラゼロファイト』『列伝』で描かれた両者の話の補完も出来たし)

ウルティメイトウォーズでエンペラ星人を見たウルトラマンはキング、父、母、ベリアル、ゾフィーの五人。母は戦士ではないので除外し、キングはおそらくエンペラ星人より強い、父もエンペラ星人に勝利を収めているとして除外すると、ベリアルとゾフィーの二人が「エンペラ星人に勝てなかったウルトラ戦士」となる。ここでベリアルはエンペラ星人と同じ闇の道を進み、ゾフィーは宇宙警備隊の隊長としてウルトラ兄弟の長兄としてあくまで光の道を進んでいる。そんな二人の力が合わさったと言うのが面白い。(そのゾフィーとベリアルの関係はそのままガイとジャグラスジャグラーの関係に当てはまるのかもしれない)

 

しかし、まぁ、前回であそこまで圧倒的な強さを見せたマガオロチがまさかのフルボッコとは誰が予想出来ただろうか。しかし、それによってサンダーブレスターの強さをこれでもか!と見せつける事が出来た。

 

今回は風来坊ものでよくある「風来坊の過去」。「死んだ過去の女」としてナターシャが、「今、目の前にいる生きている女」としてナオミがいる。最終的にはガイはナオミを選ぶ事になるのだろうが、そこに至る道標として今回のナオミ母の話があった。

 

特別チーム所属ではないナオミが東京に残って戦う理由をどうするかと思ったが、ここは「自分の秘められた謎を解く」「SSPは楽しくて生きがいを感じる仕事」と個人的なところに落とし込んだ。これが出来るのが特別チーム所属ではない『オーブ』ならでは。

 

今回の話で残念なのは玉響姫の話が他の話と上手く噛み合っていないところ。

フュージョンカードを渡す役割があるので今回のメインに絡んでいるように見えるが所々に強引さが見え隠れする。ナオミの母が種を蒔いて水を与えたら復活するのも前後の脈絡が無いし。

初登場となった第6話では名前を付ける予定が無かったと言う事なので、ひょっとしたら、脚本を作る途中で今回の話に付け加える事が決定したのかもしれない。

ナオミの母も玉響姫も今後の再登場が可能なキャラなので、玉響姫絡みは後に上手く回収してほしいところ。

 

今回のサブタイトルは『ウルトラマン』の「怪獣無法地帯」。