shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』(2016年公開)

『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』(TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES OUT OF THE SHADOWS)

2016年6月3日アメリカ公開

監督 デイヴ・グリーン

脚本 アンドレ・ネメック ジョシュ・アッペルバウム

 

ミュータント・タートルズシリーズの第2弾。

前作以上に「細かい事は気にするな!」状態になっているので、本作を見る時には「流れに身を任せる」事を勧める。「この世界のセキュリティはどうなっているのか?」とか考えてはいけない。勢い重視で停滞する場面を作っていないので2時間があっという間に過ぎ去るぞ!

 

ビーバップとロックステディの存在によって前作に比べてコメディ要素が多くなった。

特に二人が所属する事になってフット軍団はかなりお間抜けな雰囲気になっている。シュレッダーやカライは前作同様にシリアスなのだが、その隣にビーバップとロックステディがいる事で生真面目な二人の態度もギャグになってしまうと言うのは素晴らしかった。

 

それにしてもビーバップとロックステディのキャラは凄まじい。

謎の液体によって肉体が化け物になってしまったと言う鬱展開のはずなのに欠片も悲惨さが無いと言うのは見事。本作の明るく楽しくおバカな雰囲気はこの二人の存在によるところが大きい。

 

タートルズのアメコミ原作でのタイトルは『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』。日本では「ティーンエイジ」と言う言葉に馴染みが無いのか前作でも本作でもカットされているが、実はこの「ティーンエイジ」の部分が重要だったりする。

「ニンジャは影に生きなければいけない」が「影から出てヒーローとして賞賛を浴びたい」と言うのが本作におけるタートルズ達のドラマになっているが、これには「ティーンエイジとしてそれぞれの自我(個性)が強くなってきた」と言う側面もある。

 

本作のタートルズは前作より可愛く表現されているように見えた。

ミケランジェロとかは元々可愛かったが、本作ではラファエロが特に可愛くなっていた。高所恐怖症の場面は「お前、高い所が苦手だったのか!」と驚くと共に普段とのあまりのギャップに思わず萌えてしまうw

 

前作でも中々に良いキャラを見せてくれたヴァーンは本作でもおいしいところを持っていった。『ドラゴンボール』のミスター・サタンに近い立ち位置なのだが、サタン同様、やる時はやってくれるのが嬉しい。

 

ケイシーは前作でのエイプリルとヴァーンを合わせて二で割った立ち位置と言ったところかな。エイプリルと同じくタートルズの協力者だけど、タートルズに振り回される辺りはヴァーンに近い。

それにしても普通の人間なのにビーバップやロックステディやフット軍団員に勝てちゃうのに驚いた。この作品においては警察よりアイスホッケーの方が強いのか?

 

色々と強引だったりふざけているところもあるが、「化け物」と思われたタートルズが「ヒーロー」として認められていく過程はちゃんと描かれていて、特に後半の警察との協力体制は見ていて胸が熱くなっていった。

リアリティも確かに大事なのだけれど、こういう盛り上がりもヒーロー作品には大事だと思う。

 

ちょっと残念なのはクライマックスの決着がイマイチ分かり難かった事。

シュレッダーとは戦う事無く終わり、クランゲとの戦いもクランゲが倒された直後に実はまだ意識が残っている事を見せていたので、最後にもう一つシュレッダーやクランゲが何かして大きい山場が起きるのかと思ったらそのまま戦いが終わってしまってやや拍子抜けした。シュレッダーの扱いを見るに続編の構想があるのだろうが、ここは一度きっちりと戦いを締めてほしかった。