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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「FOR WHAT I FIGHT」 『仮面ライダーアマゾンズ』Episode6

仮面ライダーアマゾンズ

「FOR WHAT I FIGHT」

仮面ライダーアマゾンズ』Episode6

2016年5月6日配信

脚本 小林靖子

監督 金田治

蝶アマゾン 登場

 

アマゾンでありながら心優しいマモルと会った後にアマゾンと言う命を弄ぶ人間を見た悠は「守るものは守る。狩るものは狩る」と決意。大切な人を守る為に戦う事を決断するのはヒーロー作品ではよくある事なのだが、悠の大きな違いは「狩りの対象に人間を入れた」事であろう。

ヒーロー作品では悪い怪人と悪い人間が出た場合、ヒーローは悪い怪人を倒す事はあっても悪い人間を倒す事はまず無い。事故とか怪人の手にかかってとかで悪い人間が命を落とす事はあるが、ヒーローは人殺しをしないと言うのは一つの大前提としてある。

しかし、同じ命として考えた場合、怪人は殺しても良いが人間はどんなに悪い奴であっても殺してはいけないと言うのは理屈が通らない。制作の事情としては怪人と言う存在はフィクションなので殺害しても大丈夫と言う事なのだろうが、劇中の問題として見た場合、怪人は殺されて人間は殺されないその線引きはどうなっているのか説明が難しい。

そう考えると、アマゾンでありながら人間として育てられた悠が「人間であれアマゾンであれ守るものは守るし、逆に人間であれアマゾンであれ狩るものは狩る」と判断したのは納得できる。

でも、人間によって法律が作られたこの世界でその考えを貫き通すのは難しいだろうなぁ…。ぶっちゃけると、アマゾンは人間ではないので殺しても罪に問われないが、人間を殺すと殺人罪になってしまう。おそらく今後はそう言った問題に直面する事になるのだろう。

 

前にも書いたが、悠を演じる藤田富さんの演技が素晴らしい。

ニチアサでは出来ないであろう主人公を見事に演じている。今後、彼がどれだけ「ヤバい領域」を見せてくれるのか必見である。

 

同じ「仮面ライダーアマゾン」なので一応は味方と思われた悠と仁が決別。

仁も水澤本部長もアマゾンを作り今度はその命を絶とうとしている許せない人物であると悠の中で同一視された。なるほど。水澤本部長は駆除班を使って、仁はアマゾンアルファの力を使って、アマゾンを狩ると言う点では同じわけか。

もっとも、安全圏にいる水澤本部長と自ら危険域に身を投げ出した仁の間には大きな線があると思うが。

 

「人間であるアマゾンであれ守るものは守る」と決意した悠が所属する事を決めたのは人間とアマゾンの混合チームである駆除班であった。(まぁ、仁と七羽も人間とアマゾンの混合コンビだけど)

 

この作品は「食」す事が一つ大きな意味を持っている。

今回の話だと「同じ釜の飯を食った間柄」と言うか、Episode5までは悠は仁や七羽に食事を与えられていて、二人の言葉に動かされていた。それが今回は悠が仁にハンバーガーを渡すのを拒否して自ら食べた事で、仁との決別と自ら動く事を示した。他にも駆除班は皆でご飯を食べる場面があったし、マモルが悠にハンバーガーを渡して一緒に食べる場面等があった。「食べ物」を使って仲間かどうかを表現している。

そうなると気になるがEpisode1。美月が家に帰ると悠がご飯を食べていて、二人は一緒にご飯を食べる場面が無い。ひょっとしたら終盤の話で一緒にご飯を食べる場面があるかもしれないが…。

 

アクションはテンポが良くてスピーディー。アクロバティックな感じがアマゾンらしくて見応えがあった。

 

野座間製薬の描写はもう少しちゃんとしてほしいなぁ。

未曽有の危機を引き起こした割りに危機感が薄くて緊張感を削いでいる。

 

Episode1の46分からどんどん時間が短くなってEpisode5は遂に29分になっていたが、今回のEpisode6は34分に。1話の時間は特に決まってないようだ。ここは監督の裁量かな?

 

悠の変身した姿は本当はもっと「化け物」じみた方が良いのだろうが、そこはヒーロー作品の主人公なので限界があったのだろう。

今回は美月を守ろうとして全身から鋭いトゲを生やし、美月を守るどころか駆除班の仲間達を殺してしまうところであった。ここは悠を「化け物」と見せるに十分なインパクトがあり、デザイン面では限界があったアマゾンの「化け物度」を補ったと言える。