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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

最近のヒーロー作品って面白いと思いますか?

雑感

「最近のヒーロー作品って面白いと思いますか?」

 

こう問われたら自分は「面白い」と答えます。

でも、世の中には「面白くない」と答える人も当然いるわけで、『仮面ライダーアマゾンズ』の制作発表会見で白倉プロデューサーは「最近のライダーっておもしろいと思いますか? 僕は最近おもしろいと思ったことがない」とコメントしているし、「面白い」「面白くない」とは少しズレるが、『ウルトラマンオーブ』が発表された際に『ウルトラマンガイア』で藤宮博也を演じた高野八誠さんは「なんかいつも少し違うんだよな」と呟いている。

 

 

 

この高野八誠さんの今のウルトラマンに対する問題提起と言うか苦言と言うかのつぶやきは自分の中では「アリ」となっている。自分は『ウルトラマンX』みたいな派手で複雑なデザインも歴代戦士の客演がある作品も好きだけど、これはそれとは別の話。

ウルトラマンのように長く続いたシリーズとなると、シリーズ最新作がそのシリーズのファン全てに受け入れられると言うのはまず無くて、『ウルトラマンメビウス』から最新作の『ウルトラマンオーブ』まで続いている歴代ウルトラ戦士の客演が前提の作りが嫌な人は必ずいる。そこで歴代ウルトラ戦士の客演が嫌な人達に向かって「子供達が喜ぶ」「売り上げが安定する」「話題が出来る」「自分は客演してくれた方が好き」と客演の必要性を訴えても、その人達はその必要性を理解したとしても、やはり嫌なものは嫌となるだろう。

「新作の設定が嫌だったら見なければ良い」と言うのは簡単だが、今のウルトラマンで「嫌なら見るな」とファンを切り捨てていくのは得策ではない。それほどの余裕が今のウルトラマンには無い。ここで必要となってくるのはこのような「現状に不満を持つ人達の受け皿」を作る事だ。

 

仮面ライダーアマゾンズ』の制作発表会見で白倉プロデューサーが「今の仮面ライダーっておもしろいと思いますか?」と発言したが、これも同じで白倉プロデューサーは今の仮面ライダーに不満を持つ人達の受け皿として『仮面ライダーアマゾンズ』を作った。今のニチアサの仮面ライダーに不満を持つ人達がいるとして、その人達を仮面ライダー以外の作品に逃がすのではなくて、ニチアサとは別の仮面ライダーを作って受け皿とする事で、仮面ライダーと言うシリーズから人を逃がさないようにしようとしていると思われる。

ウルトラマンも『仮面ライダーアマゾンズ』のように『ウルトラマンオーブ』とは別の歴代ウルトラ戦士客演を前提としない作品を作り、『ウルトラマンオーブ』に不満を持つ人達の受け皿となれば良いのだが、今のウルトラマンで2作品同時展開は無理がある。

 

現状に不満を持つ人達の受け皿となる作品が作れない中、今回の高野八誠さんの発言は今のウルトラマンに不満を持つ人達の受け皿になったと思う。

不満の受け皿となるには公式かそれに近くないと駄目で、例えば私が「今のウルトラマンは…」と言ってもそれは一般人の独り言で終わってしまう。影響力が無いのだ。今の公式の在り方に不満を持つ人達に対して用意する受け皿も公式であった方が良い。そうでないと受け皿として機能しない。

高野八誠さんが出演していた『ウルトラマンガイア』は劇場版を除いて歴代ウルトラ戦士が客演せず、またウルトラマンガイア自身も後のTVシリーズに客演していないので、『ウルトラマンガイア』の関係者であった高野八誠さんが最も言いやすい立場だったと言える。個人的には最適のタイミングで最適な人がつぶやいたと思う。

 

この「公式が用意した受け皿」が仮面ライダーの場合は「白倉プロデューサー作品の『仮面ライダーアマゾンズ』」で、ウルトラマンの場合は公式が用意したのではないけれど「『ウルトラマンガイア』で藤宮博也を演じた高野八誠さん」が発言に影響力のある人物として受け皿になったと言える。

この「現状に不満を抱いている人達の受け皿」をどう作っていくのかと言うのはウルトラマン仮面ライダーに留まらず、色々なシリーズ作品において重要な問題であると言える。