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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『ウルトラマンオーブ』について色々と考えてみた。

雑感

ここ数年、4月になると円谷ファンの頭の中は「今年の7月から始まる新ウルトラマンはどうなるのか?」で一杯になっていた事と思います。そう言う自分も…と言いたいところですが、そう言えば今年の4月は『レッドマン』の事で頭が一杯だったような…。特撮界隈も今年の4月は『レッドマン』のネタで色々盛り上がっていたので例年に比べると新ウルトラマンのネタバレが少なかった感じがします。公式発表の前日とかネタバレも多いのですが今年は公式発表の前日が『レッドマン』の放送開始日となっていて、やはり『レッドマン』のネタが多かった気がします。もし、これが狙いで『レッドマン』の配信を始めていたのなら恐ろしいぞ、円谷プロダクション!!

 

さて本題。

ウルトラシリーズ50周年と言う記念すべき年に放送される新作は『ウルトラマンオーブ』! その名の通り円形の変身アイテムを使い、カラータイマーもO型となっています。ここは前作の『ウルトラマンX』がX型のカラータイマーとなっていたのを引き継いでいますね。

仮面ライダースーパー戦隊が「動物」「ゴースト」「忍者」「車」と「仮面ライダースーパー戦隊に何かしらのモチーフを加える」事で新たなヒーローを作っているのに対してウルトラマンにはそう言うモチーフはあまり見られません。ここは最初の『仮面ライダー』で「バッタ」と言うモチーフを持っていた仮面ライダーや2作目の『ジャッカー電撃隊』で「トランプ」と言うモチーフを出したスーパー戦隊と『ウルトラマン』で「これまで見た事が無い宇宙人」を出したウルトラマンの違いと言えます。そんなウルトラマンも数が増えていく中でそれぞれを特徴づける為に使い始めたのが「X」や「O」と言う記号なのかもしれません。

 

ウルトラマンオーブ』の特徴は二人のウルトラマンの力を合わせた形態を持つ事です。このパターンはウルトラマンゼロのストロングコロナゼロとルナミラクルゼロに近いと言えます。発表された形態では初代ウルトラマンウルトラマンティガの力を合わせた「ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン」、ウルトラマンジャックウルトラマンゼロの力を合わせた「ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ」、ウルトラマンタロウウルトラマンメビウスの力を合わせた「ウルトラマンオーブ バーンマイト」があります。

歴代戦士の力を使うと言うのは『仮面ライダーディケイド』や『海賊戦隊ゴーカイジャー』等があり、ウルトラマンでも『ウルトラマンギンガS』のウルトラマンギンガストリウムやウルトラマンギンガビクトリーがあります。ただし、これらが一回につき戦士一人の力を使用していたのに対し、ウルトラマンオーブは一回につき戦士二人の力を使用しています。昭和の第1号と平成の第1号である初代マンとティガや師弟であるタロウとメビウスと言ったように仮面ライダースーパー戦隊と違って昭和と平成の戦士の交流が多いウルトラマンならではの設定と言えます。

ここで面白いのがジャックとゼロによるハリケーンスラッシュ。ゼロの相手が父親ウルトラセブンではないと言うのが意外でした。『ウルトラマンメビウス』でウルトラ兄弟が復活して以降、兄弟の中ではやや目立っていなかったジャックに目立つ時が来たのかと感慨深いです。そう言えば今年は『帰ってきたウルトラマン』の45周年でもありましたね。それも絡んでいるのかもしれません。

 

主人公のクレナイ・ガイは風来坊と言う設定。これは発表されたウルトラマンオーブ初期3形態の中には入っていないセブンことモロボシ・ダンを彷彿とさせる設定です。あと、確かシリーズ構成の中野貴雄さんは「ゼロの風来坊的なところが好き」と言っていた事があったと記憶しているので、それが今回の主人公に反映されているのかもしれません。

主人公を演じる石黒英雄さんは特撮ファンでは『仮面ライダー電王』のカイが有名だと思います。ウルトラマンに限らず特撮作品の主人公は若い人がキャスティングされるものですが、石黒さんは27歳でキャリアも約10年と異色のキャスティングとなっています。キャリアが長いと言う事はそれだけ演技の引き出しがあると言う事なので本作は役者としての成長を見守っていくと言うより役者の演技そのものに注目する形になるかもしれません。

 

ウルトラマンオーブに関してはいわゆる基本形態が発表されていません。この時点で発表されていないと言う事は少なくとも物語序盤はスペシウムゼペリオン等と言った二人のウルトラマンの力が合わさった形態が基本になると考えられます。

ここからは自分の推測なのですが、ひょっとしたら物語開始時点ではウルトラマンオーブそのものは定まった形をまだ持っておらず、その不定型な存在であるウルトラマンオーブに他のウルトラマンの力が加わって一時的に姿が実体化するのがスペシウムゼペリオン等の形態なのかもしれません。そしてこうやって色々なウルトラマンと触れ合う中でウルトラマンオーブ自身の存在が定まっていき、最終回には他のウルトラマンの力を借りずにウルトラマンオーブそのものが実体化するとか言う展開なのかもしれません。

そう言えば、不定型な宇宙生物が地球人とコンビを組んで事件を解決していくと言うのは『WoO』に近いと言えます。ひょっとしたら『ウルトラマン』以前の『WoO』にまで遡ってみようと言う「斜め上」を行く原点回帰なのかもしれません。

 

怪獣はまだ発表されていませんが田口監督なので新怪獣は出ると思います。

時期的にも『シン・ゴジラ』の公開と重なりますので、田口監督が意識しないわけがないです。

 

特別チームの発表が無いのは気になります。主人公が風来坊なので特別チームに所属はしていないように思えます。今回は特別チームを外してウルトラマンと怪獣に描写を絞る可能性もあります。田口監督なら特別チームは出しそうですが、こちらは玩具との連動があるので、バンダイが今回は特別チームのメカニックは無しでとなったらそう言う方向性に行く可能性はあります。

 

メイン監督は『ウルトラマンX』に引き続いて田口清隆監督。今のウルトラマンはミニチュアと着ぐるみを使った特撮が売りの一つのなのでそれを得意とする田口監督の登板は当然と言えます。

個人的には田口監督とは真逆の撮り方をする坂本浩一監督にも参加してほしかったのですが現時点で名前が発表されていないのと『仮面ライダーゴースト』に参加する事から今回は不参加と考えられます。

アベユーイチ監督はミニチュアの田口監督やアクションの坂本監督とは違った『ウルトラマンネクサス』や『ウルトラマンギンガ』にも見られたアニメチックな演出が特徴で、田口監督は違った切り口の映像が楽しみです。

市野龍一監督は『ウルトラマンガイア』や『ウルトラマンコスモス』に参加していました。『ガイア』の「怪獣の身代金」と「再会の空」を見て分かるようにシリアスとコメディのどちらも撮れる人です。『コスモス』でもシリアスとコメディの話で2本持ちしているのが多く、現在の監督の色が出やすいウルトラマンでどこまで振り幅の広さを見せてくれるのか注目です。

冨田卓監督は『ウルトラマンX』に続いての参加、武居正能監督はこれがウルトラマン初参加となります。

 

シリーズ構成は『ウルトラマンギンガS』『ウルトラマンX』に続いて中野貴雄さんと小林雄次さん。今回は中野さんの名前が先に書かれているので中野さんの色が強くなっているのかもしれません。

 

ウルトラマンオーブ』の発表を受けて「『ウルトラマンX』の2期は無いのか?」と思った人も多いと思いますが、何だかんだ言って最近のウルトラマンも1年ごとに新しいウルトラマンを出しているので、この流れは当然なのかなと思います。

2012年に映画からの流れを受けてウルトラマンゼロを主人公にした『ウルトラゼロファイト』が放送され、翌2013年には新しいウルトラマンとして『ウルトラマンギンガ』が放送されました。その次の2014年に放送された『ウルトラマンギンガS』は一応は『ギンガ』の2期と言う形になっていますが、新しいウルトラマンであるウルトラマンビクトリーがメインになっていました。個人的な推測ですが、前年のヒーローを現役続行させたまま、そこに新たなヒーローを加えるシリーズ展開は出来るかどうかと言う実験がここで行われたのだと思います。もしかしたら、この次には『ウルトラマンギンガX』みたいな形でギンガやビクトリーを現役続行させたまま新しいウルトラマンであるウルトラマンXを加えると言う構想もありえたかもしれません。結局は翌2015年は『ウルトラマンX』だったので、今の日本ではやはり1年ごとに作品のタイトルも主人公も変えて仕切り直す方が良いと言う判断が下されたのだと思います。「2期」と言う時点で「1期」を見なければ話についていけないのかもと言うイメージがついてしまうので、そこはリスクを外して新しく仕切り直した方が良いとなったのでしょう。そんなわけで今年2016年は『ウルトラマンX』の2期ではなくて、今年もまた新たに仕切り直して新しいウルトラマンウルトラマンオーブ』となったのだと思います。

とは言え、ウルトラマンオーブの形態に歴代ウルトラマンが関わっているように、今のウルトラマンは新作単品でやっていくのはまだ厳しい状況のようなので、前年のヒーローで子供達への認知度も高い『ウルトラマンX』もどこかで関わってくると思います。

 

今回の『ウルトラマンオーブ』は「『新ウルトラマン列伝』内で放送」と言う文がありません。テレビ東京の公式サイトも『新ウルトラマン列伝』とは別に『ウルトラマンオーブ』のサイトが作られているので、『新ウルトラマン列伝』を終了させて『ウルトラマンオーブ』と言う新番組を始めると言う流れになると思います。

この理由ですが、数年続いた『新ウルトラマン列伝』の中での展開より『ウルトラマンオーブ』と言う新たなタイトルを前面に押し出した方が新規視聴者を獲得できると考えられたのかもしれません。何だかんだ言って「新番組」と言うのは一つの宣伝になりますので。(『新ウルトラマン列伝』内の展開だったら厳密には「新番組」と言えない)

ここで気になるのは全25話で年内に放送が終了する『ウルトラマンオーブ』のその後です。半年ですぐに新ヒーローと言うのはさすがにあり得ないので、再び『列伝』に戻すのか、ここでTVシリーズは一度終了となってしまうのか…。

 

何はともあれ、待望の新ウルトラマン

今から7月9日に向けてドキドキワクワクです!!