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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「BEAST INSIDE」 『仮面ライダーアマゾンズ』Episode2

仮面ライダーアマゾンズ

BEAST INSIDE」

仮面ライダーアマゾンズ』Episode2

2016年4月8日配信

脚本 小林靖子

監督 石田秀範

クモアマゾン コウモリアマゾン トンボアマゾン 登場

 

悠が自身の中に化け物がいた事に驚き、駆除班も仲間の中に化け物がいた事に驚く話。

 

テンポが悪いと言われる本作だが自分的にはこのくらいのテンポの方が見易い。逆に『仮面ライダーゴースト』とかテンポが速くて追いつくのが結構大変。ひょっとしたら、現在の仮面ライダーのテンポの速さについていけない人に向けてこのテンポにしているのかもしれない。なんか、自分が年を取ったみたいで「う~ん…」となるが。

 

アマゾンの描写が『仮面ライダー555』のオルフェノクを彷彿とさせる。他には『仮面ライダーアギト』のアギトとか『仮面ライダーカブト』のワームとか『仮面ライダーキバ』のファンガイアとか。こういう設定は井上敏樹さん脚本の作品に多いが、それを小林靖子さんが描くとこうなるのかと言う感じ。

 

悠は「人間を傷付けてしまうくらいなら駆除された方が良い」と発言するが、実はこれは『555』の巧に近い。キャラクターが正反対なので一見すると共通点が見えにくいが、巧もオルフェノクの自分が人間を傷付ける事を恐れて、人間と距離を取って生活していた。巧の場合はそれでもやっぱり人間が好きと言う「感情」があり、それが仮面ライダー555として戦いながら真理や啓太郎と共同生活を送る事となっている。悠の場合は接触している人間が少ないので、人間を守りたいと言う漠然とした感情よりも、仁や七羽に告げられた「理屈」で動いている。おそらくだが、この後は美月の存在が大きく関わってくると思うので、そこで悠がどのような「感情」を見せ、「理屈」と「感情」の間で動いていくのか注目したい。

 

仁は悠と違って自分の人生観をしっかりと持っているキャラクター。先輩ライダーの位置なのだが、今回の悠との話を見るにおやっさんの位置も兼ねるかもしれない。ただし、設定上、いつか仁と悠が戦わなければいけない関係になっているので、そこをどういう決着に持って行くのかが本作後半の鍵になりそう。

 

現在の『アマゾンズ』の物語を引っ張っているのは駆除班のドラマ。今はまだ個別エピソードが無いのに駆除班の雰囲気をちゃんと描けていたのはさすが石田監督と言った感じ。

また、駆除班がアマゾンを狩る理由を「食っていく為」としたのが面白かった。これによってアマゾンは生きる為に人間を食い、人間である駆除班も生活の為にアマゾンを狩るとなった。『アギト』や『555』では両種族の間に大きな争いが起きる可能性を見せる一方で主人公周りでは両種族の壁が取り払われた関係が築かれると言った結末で、『カブト』では人間の勝利で両種族の間にあった大きな戦いが終わりを迎え、『キバ』では両種族の間に共存の可能性が生まれるところが示された。『アマゾンズ』はどのような結末に至るのだろうか。

 

個人的に本作に関する不満点は「徹底していない事」にある。

ドラマパートは特に不満は無いのだが、アクションはもう少し泥臭く遠慮無くやっても良いと思う。アマゾンが噛み付いている描写があるのに血が全く無いとか何だかなぁ…と言う感じ。

また、仮面ライダーアマゾンオメガのデザインにも不満がある。噛み付いたり吼えたりするシーンがあるのに口が無いデザインって、さすがにそれは無いだろう。本作の魅力を大幅に削いでいて非常に残念。