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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「AMAZONZ」 『仮面ライダーアマゾンズ』Episode1

仮面ライダーアマゾンズ

「AMAZONZ」

仮面ライダーアマゾンズ』Episode1

2016年4月1日配信

脚本 小林靖子

監督 石田秀範

クモアマゾン コウモリアマゾン トンボアマゾン 登場

 

東映の『スーパーヒーローイヤー』の1作。

Amazonプライム・ビデオで配信される事となった新シリーズ。

仮面ライダーアマゾン』のリブート作品。

 

初期の平成仮面ライダーを彷彿とさせる雰囲気。

異形の存在となった主人公が社会との関わりで苦悩していくと言う物語は白倉作品だと『仮面ライダーアギト』の葦原涼に始まり、後の『仮面ライダー555』ではメインテーマとなっていた。その後も『仮面ライダーカブト』の後半や『仮面ライダーTHE FIRST』等にもその要素が残っていたが、本作はその要素を再び取り上げた感じがする。

 

初期の平成仮面ライダーもコミカルな部分があったが全体的にはシリアスでハードな部分が占める割合が多かった。これが『仮面ライダーカブト』の中盤辺りからコミカル部分が強くなっていき、『仮面ライダー電王』からは根幹部分はシリアスでハードだがそれを全体的にコミカルな雰囲気で包むと言う手法が採られるようになった。本作も駆除班のやり取りはコミカルであるが全体の雰囲気はシリアスハードになっていて初期の平成仮面ライダーに近い作りになっている。

 

記者会見での白倉プロデューサーの発言からも分かるように、本作は現在のコミカル要素強めの平成仮面ライダーに乗り切れない人に向けて作っているところがある。時代の変化で地上波では表現が難しくなってきたところをネット配信を使って行う事で、全年齢対象の地上波とより高い年齢層を対象にしたネット配信と言うように上手く差別化していく事が出来れば今後の平成仮面ライダーの作品作りにプラスに働くと思われる。

 

さて、その表現なのだが、記者会見での白倉プロデューサーの説明を聞いて、もっと思い切り過激な描写や展開があるのかと思ったが、意外とマイルドな作りであった。でも、平成仮面ライダーもいきなり『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダー555』をやれたわけではないので、いきなりやりすぎた表現をしてしまうより、まずは現在の平成仮面ライダーとは違う路線である事を示し、ここから徐々にエンジンをかけて行けば良いと思う。

 

パイロット監督は久し振りの石田監督。『仮面ライダーカブト』以来のパイロット監督との事。そう言えば駆除班の雰囲気はZECTのチームに近いかな。『仮面ライダーカブト』から『仮面ライダードライブ』までの全平成仮面ライダーに参加している石田監督の演出は手堅くて安心して見られる一方、目新しさはあまり感じられなかった。特に後半の戦いは映像が暗い以外に従来の平成仮面ライダーとの違いが感じられず、ここはもっと新しい絵を見せてくれても良かったと思う。

 

初期の平成仮面ライダーを思わせる懐かしい雰囲気の作品なのだが、それは裏を返せば「古い」とも言える。上に挙げた白倉作品は全てゼロ年代の作品であり、今から10年ほど前の作品となっている。初期の平成仮面ライダーの雰囲気の再現を目指しているのであえてそれを狙っていると思うが、出来れば単に昔の雰囲気を懐かしむ作品ではなく、2016年ならではの新しい要素もこれからは盛り込んでいってほしいところ。

 

登場人物では駆除班の高井望が実に良かった。キャラも良かったがアクションが素晴らしい。どうやら吹き替え無しで宮原華音さんがアクションをこなしているらしい。彼女の活躍はもっと見たい。