読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「謀略! アデルの罠!」 『仮面ライダーゴースト』第22話

仮面ライダーゴースト

「謀略! アデルの罠!」

仮面ライダーゴースト』第22話

2016年3月13日放送

脚本 長谷川圭一

監督 山口恭平

甲冑眼魔 登場

 

描く分量が多すぎて物凄く駆け足で展開が進んでいる。

 

まずは明かされた眼魔の世界について。

人間の肉体をカプセルに入れて、魂を眼魂にしていた。さらにその眼魂を眼魔に変化させていたので、タケルが今まで倒してきた眼魔も元は人間であった事が判明した。かなり衝撃の設定だが、肉体から分離した魂が敵だったと言うのは実に「お化け」らしいし、この肉体から魂を分離させて眼魔に変化させると言うのは『仮面ライダー』のショッカーの改造人間に通じるものがあるので、まさに『仮面ライダーゴースト』と言う作品に相応しい設定だったと言える。

 

人間を眼魂や眼魔に変化させ、それら眼魂や眼魔を限られた幹部で管理する事で争いの無い理想の世界を実現させると言う思想も『仮面ライダー』のショッカーに通じるものがある。本作ではショッカーのような「組織」と言うより眼魔の世界と言う「世界・国家」と言う表現が強いので北朝鮮のような独裁国家のイメージも付いてくる。ひょっとしたら、テロリストの集団もイメージしているかもしれず、2016年の『仮面ライダー』としてそう言った集団や国家を敵として出すのは実に興味深い。

 

敵組織や独裁国家と言えば付きものなのが内ゲバや粛清。

いくら何でもアドニスの最期はあっけなさすぎる。まぁ、アランやマコトと違ってアドニスはまだ肉体の描写が無いし色々と描かなくてはいけない話があるのでここで退場とは思えないが、それにしても敵組織で下剋上が起きたのだからもう少し盛り上がる展開にしてほしかった。

その後のアデルがアランに罪を着せる流れも根回しをしていないのですぐにアリアに不信を抱かれるわアランの肉体の場所を知っていながら肉体を監視していない状態で事を進めてそのままアランに逃げられるわとアデルの行動に穴がありすぎた。追い詰められてとっさの行動だったにしても、もう少し描きようがあると思うのだが…。この辺りの話の流れが『ゴースト』は全体的にイマイチ。

 

マコトはアリアに向かって「アリアがいなければ自分は生きてはいないし、カノンも生き返る事が出来なかった」と言っている。この事からマコトは肉体が保存されていて大丈夫だったが、カノンは肉体も失っていた事が判明。

また、アランが眼魂を破壊された後に肉体で行動していた事から、肉体があれば眼魂を破壊されても肉体で動く事が出来、逆にカノンのように肉体を失っても眼魂の状態で生き続けられる事が出来ると言うのも判明した。

それから「カノンが生き返る事が出来たのはアリアのおかげ」と言う事から、マコトに15個の眼魂を集めたら奇跡が起きる事を伝えたのはアリアであった事が分かる。アリアがアランにその事を黙っていたのは、アランはカノンやマコトが肉体を取り戻して人間界で生きる事を望んでいなかったからと思われる。

 

因みにアデルがアランに眼魂についての情報を与えなかったのは最終的に罪をなすりつけて処分する為だろう。父アドニスは弟アランを気に入っていたが、兄アデルは父と弟を排除するつもりだった。ここが色々と話をややこしくしていたが、今後はアデルを敵の中心に置く事で構図が分かりやすくなると思う。

 

しかし、こうなると気になるのは西園寺の存在。彼はどのようにして眼魔の世界と繋がりを持ったのだろうか? アランが積極的に人間を利用しようとは思えないし、眼魂の秘密を知っている西園寺をアデルやアリアがアランに付けるとも思えない。そうなるとアドニスがアランと西園寺を組ませたのかな?

もし西園寺が自力で眼魔の世界の事を調べ上げて自らアランを探し出して自分を売り込んで、最後はアランやジャベルの裏をかいて世界支配の計画を進めたとするのなら、西園寺の行動力に驚かされる。

 

細かい点を色々。

この前の話で眼魂を奪われたタケルだったが、奪われた眼魂の導きで眼魔の世界を迷わず進めたと言うのは上手かった。

 

マコトがいなくて不安なカノンに「一緒に絵を描こう」と話しかけるキュビちゃん。さり気ないが、彼が絵を描く事以外に気を使うようになったのは大きな変化と言える。

 

イゴールさんはさすがにもう甲冑眼魔を切り捨てても良かったと思う。甲冑眼魔は性格上、絶対に最後までイゴールの命令を聞くタイプじゃなかったでしょうに。まぁ、イゴールはデミアプロジェクトを進める間の時間稼ぎをしてくれたらそれで良いと考えていた節もあったようだが。