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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「日高見アラタと鬼羅宗嗣」 『鉄神ガンライザーNEO2』第9話

鉄神ガンライザーNEO

「日高見アラタと鬼羅宗嗣」

『鉄神ガンライザーNEO2』第9話

2015年10月18日放送

 

前回ラストで復活したアラタだったが何やら雰囲気が変わった。

アラタは自分を殺しに来た時雨が家にいる事に不満。気持ちは分かる。と言うか、その隣にいる露伴も1年前にアラタを殺しに来た男だった。こうして見ると恐ろしい状況だ。アラタからすれば自分を殺しに来た時雨がいつの間にかキャラが変わって皆と馴染んじゃっている。疎外感がハンパないだろうな。

 

スグルはおかしい兄だけどアラタはまともな弟かなと思っていたが「殴ったな…!」「殴った…!」のやり取りと見るとやはりこの兄にしてこの弟だったw でも、この後のスグルから語られる日高見家の話を聞くと、やっぱりこの兄さんはカッコ悪いけれどカッコ良いなぁと思う。

 

アラタの前に現れたヒデージャはアラタを救う為に真理を教えると話しかける。

命懸けで物の怪から人々を守ったのにアラタのその後の生活は良くはならなかった。そこにヒデージャはつけ込み、人間を守る事自体が正しい事だったのかと揺さぶり、さらに神は姫神家も人間も必要が無いものとして切り捨てた事を明かす。ここでアラタが最後にすがれるのはスグルを始めとする家族や仲間だったのだが、ヒデージャはそこにすらもうアラタの居場所は無いとする。『NEO』の露伴は家族や仲間がいない孤独から闇に堕ちたが、それを今度はアラタが受けた展開。シーズン2からマヨイガーが登場してからガンライザーシリーズは孤独な人間が落とし穴に堕ちる模様を描くようになったが、遂に主人公が堕ちる事となった。

 

ヒデージャはアラタの心の迷いから偽のガンライザーを生み出してアラタと戦わせる。このNEOと偽のガンライザーの戦いは暗く狭い場所で陰々鬱々としたものでガンライザーシリーズの中でもかなりダークな感じに仕上がっている。

 

ヒデージャはアラタのヒーローとしてのこれまでの活躍の成果を否定し、アラタがこの場にいて良いと言う根拠や理由を否定し、アラタが迷いを見せたのを見るや、偽のガンライザーを倒させる事でアラタに自身の強さを改めて感じさせ、新しい居場所を用意する事でアラタを自分の手中に収めてしまう。

この辺りの鮮やかな誘惑はまさに悪魔の囁きと言った感じだった。

 

そしてアラタを誘惑する時のヒデージャの言葉にあった「神は姫神家も人間も必要としていない」を裏付けるように、ぼっこは謎の声の主が岩手の神様だと気付く。

 

こうして見ると、ヒーローって(ヒーローに限らないけれど)、「哲学」を持っていないと生きていくのは難しいのかなと思う。辛い状況になった時に自身の指針となる「哲学」が無いと今回のアラタのように惑わされて道を踏み外す事になる。