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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「帰りたいけど帰れない」 『動物戦隊ジュウオウジャー』第3話

動物戦隊ジュウオウジャー

「帰りたいけど帰れない」

動物戦隊ジュウオウジャー』第3話

2016年2月28日放送

脚本 香村純子

監督 加藤弘之

ボウガンス 登場

 

第2話のタスクに続いて今回はアムのお話。

王者の資格を見付けないとジューランドに帰る事が出来ない。必死に探す4人だが、アムだけは街でのショッピングを楽しんでいた。大和がアムはジューランドに帰りたくないのかと尋ねるとアムはやみくもに探しても王者の資格を見付けられる可能性は低い、つまり、自分達がジューランドに帰る事が出来る可能性は低い。それなら人間界に馴染む努力をした方が前向きな考えと言えるのではないかと答える。

この答えを聞く限り、アムは5人の中で最も現状を理解していると言える。番組なので王者の資格はいつか見付かるだろうけれど、現実的に考えたら何の手がかりも無しにあんな小さい物を見付けるのは難しい。それならジューランドには帰る事が出来ないと言う前提に立って人間界での暮らしを勉強した方が良いと言うアムの意見は正しい。どちらにせよ、王者の資格が今日明日見付からないのならアム達はしばらくの間は人間界に滞在していなければいけないので、余計なトラブルを起こさない為にも人間界の事を勉強しておく事は必要。実際、掃除機も知らなかったアムの事を真理夫は不思議がっていたし。ただ、この時点でこういう話をすると言う事は特別先行動画にあったジューマン態のまま街に繰り出すと言う話は無さそうでちょっと残念。

 

アムの今回の問題点は現状把握と今後の指針を自分の中で決めていながらそれを誰にも言わなかった事。大和には話をしたが、それも大和が「ジューランドに帰りたくないのか?」と尋ねたからで、尋ねなかったらそのままシラを切っていた可能性がある。

何故アムは皆に自分の考えを話さなかったかだが、おそらく話をしても聞き入れてもらえないと言うところまで考えてしまったのであろう。今回の話を見るにアムは頭の回転が速い、速いと言うか速過ぎるところがある。その為、皆より先に色々な事が見えてしまうのだ。

そして今回の話では解決していないのが、「話をしても皆は分かってくれないだろう」と言う皆に対する不信がある。ひょっとしてだがアムは現時点では皆に対して心を開いていないのではないだろうか? 大和に対しては幾分か心を開いた感じがするが、他のタスク達に対してはどこか壁を作っているような感じがする。

 

今回の話で大和は視覚が発達した事が判明。おそらくこれはジュウオウイーグルに変身した事が原因。「本能覚醒!」と言う言葉の通り、ジュウオウジャーへの変身は人間が忘れていた体内の力や心を目覚めさせるものなのかもしれない。

 

ジュウオウジャーのメカは三つのジュウオウキューブが合体して誕生するとして、色々な組み合わせが出てきている。出来れば『仮面ライダーOOO』並みに分かりやすく能力を変えてほしいところなのだが、そこはスーパー戦隊の巨大ロボ戦では難しいところなのかな。今回は5つあるジュウオウキューブのうち3つが合体するとジュウオウキングになり、2つのジュウオウキューブが残ってしまうと言う設定を生かした戦闘となった。

 

今回の戦いの舞台だが、ソーラーパネルのようなものがある場所と言うのはあまり見覚えがないのだが初めてのロケ地なのだろうか? 新鮮で良かった。他にも移動するバスの上での戦い等、印象に残る戦闘シーンが作られているのが良い。

一方で、モブを上手く扱えないと言う加藤監督の悪い部分も今回はあって、バスの乗客は大和やアムをどう見ていたのか(少なくともアムは普通の人間ではないのを見せている)やボウガンスが襲った車の中の人を一切描いていないので全員殺されたように見える等、気になる点が多々あった。