読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『キャットウーマン』(2004年公開)

バットマン

キャットウーマン』(CATWOMAN)

2004年7月23日アメリカ公開

監督 ピトフ

脚本 ジョン・ブランカート マイケル・フェリス ジョン・ロジャース

 

バットマンシリーズのスピンオフ作品。

バットマンシリーズの人気キャラクターであるキャットウーマンを主役に据えているが、他のバットマンシリーズとの繋がりは特に無い。名前も従来の「セリーナ・カイル」ではなく「ペイシェンス・フィリップス」となっている。しかし、オフィーリアの話によると彼女以外にもキャットウーマンと呼ばれた女性がいたとの事なので、そこに他のバットマンシリーズに登場したキャットウーマンも含まれるのかもしれない。

 

展開は『バットマン リターンズ』を下敷きにしていて、臆病で自分を出せない女性が会社の陰謀を知った為に殺されてしまい、猫の不思議な力で自由で攻撃的な女性として生まれ変わると言うもの。今回はキャットウーマンの誕生に猫に関する神話や伝説が色々と付け加えられているので『リターンズ』の時よりオカルト色が強くなっている。『スーパーガール』の時にも書いたが、何故か女性を主人公にするとオカルト要素が強くなる。

 

ハル・ベリー演じるキャットウーマンが実に可愛い。宝石を盗むが正気に戻ると謝罪の文とお菓子と共に盗んだ物を返すと言うのは他のキャットウーマンには見られない部分だ。

 

今回のキャットウーマンはオカルトの力を得たのもあってかかなり人間離れしている。他のキャットウーマンが一応は人間の能力の中で動くのに対し、本作のキャットウーマンは文字通りの動物人間とも言うべき身体能力を発揮する。

 

ペイシェンスの会社の同僚達が良いキャラをしていて見ていて楽しい。特にサリーの結末は意外過ぎて初見では思わず声を出して驚いてしまった。

 

会社の社長ジョージが女性の敵かと思いきや実は同じ女性であるローレルがラスボスと言う展開。なのだがそれが上手くいっていない。序盤でペイシェンスの殺害を命じたのがローレルだと観客に見せてしまっているので、ジョージがラスボスかと思いきや実は…と言うミスリードが成り立たなくなってしまっているのだ。

ジョージは年を取った妻を捨て、代わりに得た若い娘には頭を使わずただ可愛いだけでいろと命令し、部下のペイシェンスを恫喝する等、女性の敵として描かれていた。そしてペイシェンスはジョージによって会社をクビにされた女、ローレルはジョージによってトップモデルと妻の地位を奪われた女として、同じ被害者の二人が協力してジョージと戦う事になるかと思いきや、ローレルはジョージに代わって全てを支配しようとし、ペイシェンスは世の女性に代わってローレルと戦う事になると言う展開は良かっただけにこのミスリードの失敗は残念だった。

ローレルがペイシェンス殺害を命じる場面を外して、代わりにカットされたペイシェンスとローレルが女性トイレで互いの状況を語り合う場面を復活させてほしかった。

 

刑事のトムはペイシェンスの恋人でありながらキャットウーマンを追う者として『リターンズ』におけるバットマンブルース・ウェインの役割を担っているのだが、さすがにバットマンの代わりは無理だったかイマイチであった。

 

途中まではキャットウーマンのアクロバティックなアクションが面白かったのだがクライマックスでは特に見せ場も無くローレルの手下の男達が倒されてしまうのが残念。ローレルも若返りクリームの副作用で肌が大理石のように硬くなったと言う驚愕の設定があるとは言え、外見が普通の人間のままではヒーロー作品のラストバトルの相手としては物足りない。でも、ここはシャロン・ストーンハル・ベリーキャットファイトをさせたと言う面白さもあるので難しいところ。

 

最後にキャットウーマンは街を離れて旅に出るが、その行き先がゴッサム・シティだったら面白いな。