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shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「試練! 伝説の剣!!」 『鉄神ガンライザー』シーズン3第16話

鉄神ガンライザー

「試練! 伝説の剣!!」

『鉄神ガンライザー』シーズン3第16話

2013年11月3日放送

 

舞台は岩手県に戻って釜石市。ここにヒヒイロカネで作られた伝説の剣が眠っているらしい。しかし、それにはジン一人で尾崎神社の奥の院に行かなければいかず、しかも失敗したら命を落とすと言う危険なものであった。桐子が伝説の剣を探すより三つのお守りを集めるのを優先しようとしたのはこの危険があったからなのだろう。こうして見ると、ぼっこは冷たいと言うか、ガンライザーの使命を最優先しているところが昔から見られた。
その話に結はジンの事を心配するが、岳はジンを信じようと告げる。こういういざ戦いとなったら男同士は不思議な絆を発揮する。
 
奥の院で錆びた剣を見付けたジンに謎の声がかけられる。それこそ製鉄の神・たたら神であった。
たたら神はガンライザーの中に眠っているのかと思ったが違っていた。そして意外とコミカルなキャラであった。そしてなぜかオネェっぽい…。ハチマンタイラーも山の神になった時はそうだったが、神様になると少しギャグキャラになる。
たたら神によって錆びた剣は伝説の剣に変化。しかし、ここでたたら神から悪しき物の怪であるイヅーナを斬れと言われてしまう。
 
伝説の剣をガンライザーに渡してはいけないと言うツエージャからの命令を受けてマヨイガーが出現。岳だけでなくパッカーも聞いた事がないと言うツエージャの正体はヒデージャの持っていた杖。今のケンジは忠実なしもべになっているからか、ヒデージャはパッカーやイヅーナにも隠していたツエージャの事を教えている。
 
ライザーキャノン改で山ごと神社を吹き飛ばそうとするマヨイガーの前にリアスマリンが現れる。川の近くでの戦いなのでリアスマリンはパッカーとマヨイガーの二人掛かりでも互角に戦うが、マヨイガーはパッカーごとリアスマリンに汚い水をかけてその力を奪ってしまう。
 
そこに伝説の剣・豪鉄ブレードを持ってガンライザーが参上。
何とライザーキャノン改の攻撃を受け止め、たった一撃でライザーキャノン改を破壊してしまう。シーズン2からライザーキャノンの破壊力を見せていたので、それを受け止める事で豪鉄ブレードの強さを見せつけた。
この伝説の剣こそシーズン1で豪鉄剣を作る際に話題に出た「昔のガンライザーが使っていたヒヒイロカネの剣」なのであろう。
 
ライザーキャノン改を破壊されたのと同時に変身も一部解けたケンジ。さらに結が手にしていたケンジの祖母のブレスレッドでケンジは一瞬正気に戻るがそのまま逃げてしまう。
 
豪鉄ブレードのマークを「ウニ」と言ったジンに向かって、「太陽だろ。そんなの間違える奴がいるか」とツッコむ岳。実を言うと前回の話で桐子さんが間違えていたりする。
 
試練の結果だが、結局、ジンはイヅーナの事を斬れなかった。
しかし、ジンのその選択こそが正解だった。
伝説の剣は殺す為ではなく平和と調和の為にある。それが出来るかどうかの試練だったのだ。そして試練を乗り越えたジンは岩手の平和を乱しているヒデージャを倒して、人間と物の怪が仲良く暮らせる世界にしたいと決意を新たにする。
 
一方、ジョーの所に桐子がやって来る。
「あなたにも私達と同じ物の怪の血が流れているわ。不来方さん、もう一度変身してみない?」。
 
ここまで断片的に語られてきたイヅーナの過去。まとめると、まだ狐だったイヅーナが罠にかかり、それを一人の村人が可哀想だと思って助けた。恩を感じたイヅーナは鶏を捕って村人の家の前に置いた。しかし、イヅーナの捕った鶏は他の村人の家畜だったので、村人はイヅーナが恩を忘れて村の家畜に手を出したと考え、銃で撃ってしまった。
 
う~ん。これは難しい話だ。
イヅーナは村人の事を最初は優しい顔で近付いて後で裏切る醜い存在と見て、イヅーナ視点だとそう見えるのも無理は無いだが、村人からしたらまだ子供の狐が罠にかかっているのを見て可哀想と思って助けるのも、その狐が村の家畜を襲ったと知ったら恩を仇で返したと憤るのも当然。しかし、動物に野生と家畜の違いを理解しろと言うのも無理であって…。
 
「人間と物の怪の共存」はシーズン1から出ている『ガンライザー』のテーマの一つなのだが、同じくシーズン1から言われている事は「パッカーの言う事は正しいかもしれないけれど、今の文明を捨てたら人間は不便を被る」と言う事。争いは無い方が良いのだが、それで自分達が被害を受けるのなら受け入れる事は出来ない。これは当然の事である。
 
このように『ガンライザー』は綺麗事だけでは解決できない難しさを語っているが、それをさらに難しくしてしまったのがイヅーナの過去。パッカー相手ならまだ話し合えば何とかなりそうな感じがするのだが、元々意思疎通が出来ない人間と動物はどうやってお互いの都合を合わせていけば良いのか。結論から言うと、それは出来ないと言うのがこのイヅーナの過去編。イヅーナも村人も意思疎通できない相手の事を自分の都合で解釈するしか出来ないのだ。そしてその解釈のズレが争いを生んでしまう。
 
正直言って、こんな話をやっちゃって大丈夫なのか?と思ったが、やはりこの話に対する問題解決編は提示されなかった。
まぁ、多分、この問題に対する解決が提示された時はガンライザーシリーズが完結する時だと思う。