shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「共に生きる」 『ウルトラマンX』第19話

「共に生きる」

ウルトラマンX』第19話

2015年12月1日放送

脚本 三浦有為子

監督 アベユーイチ

 

古代怪獣ゴモラ/EXゴモラ

人工生命M1号 登場

 

初登場となった『Q』の「地底超特急西へ」がコミカルで、その後の『ウルトラゾーン』等での登場もギャグ調ばかりなので忘れていたが、そう言えば、こいつは人間が作り出した人工生命体だった。今回のスパークドールズの実体化に対して問題点を指摘させるのに適した存在だったと言える。てっきり、一昨年の年末に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』での反響の大きさが理由で登場したと思った。(それも登場理由の一つだと思うけれど)

 

今回のM1号が『Q』に登場したオリジナルと同一個体かどうかは実はよく分からない。過去の映像も出ているので同一個体に見えるが、それでは『Q』と『X』の宇宙はどうなっているのかと言う問題点が出てしまう。『Q』と『X』は別の宇宙で、その上で今回登場したM1号は『Q』に登場したのと同一個体とするならば、M1号は宇宙に飛ばされた後、次元を超える能力を身に付けて色々な宇宙にある地球を監視するようになったと考えられる。自分のイメージだと今回のM1号は『2001年宇宙の旅』でスターゲートを通って誕生したスター・チャイルドみたいな存在だったのかなと。(M1号の今回の話での役回りは『2010年』の方のボーマン船長の方が近いけれど)

 

M1号が指摘する人間と怪獣の共存の難しさや人間は都合の悪い事が起こると悪意を持った存在を想定する等は『ガイア』の根源的破滅招来体や『コスモス』の怪獣保護に通じるものがある。両者の作品が1年を通して描いた事を短い言葉で要約するとこうなると言う感じ。今回のエックスはM1号の話を聞いた後のセリフが少ない。エックスも以前に怪獣との共存を目指す人間のダブルスタンダードに疑問を呈した事があるので、実はM1号の話に納得してしまったのかもしれない。(エックスは理屈ではM1号側でも感情では大地やアスナ側だろうけれど)

 

M1号は研究室のような場所でエックスをフラスコの中に閉じ込める。一見すると『セブン』の「侵略する死者たち」を思い出す絵だが、個人的には『鋼の錬金術師』のホムンクルスこと「フラスコの中の小人」を思い出した。ホムンクルスもM1号も「人工生命体」と言う共通項があるので。

 

それにしても『X』での怪獣との共存はどの辺りを決着点にするつもりなのかな? 『ガイア』の場合はミズノエノリュウを自然の精霊っぽくする事で「主人公が人間と自然(地球)との関わりに気付く」と言う決着点を用意できた。『コスモス』の場合は人間の都市の中に大きな怪獣をポンと置く事は出来ないとして鏑矢諸島と言う隔離された島を出して「人間と怪獣が必要以上に交わらない場所を作る事で怪獣を駆除しないと言う選択肢が初めて用意できる」とした。(この発展形が遊星ジュラン)

『X』の場合は残り話数を考えたら「今はまだ無理だけどいつかきっと…」系になるか、それとも来年公開の劇場版で何らかの回答を用意するのか…?