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shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年公開)

スター・ウォーズ

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』

1977年5月25日アメリカ公開

 

スター・ウォーズシリーズ第1弾。
本作は副題無しの『スター・ウォーズ』として1977年に公開され、その後、シリーズ化に伴って副題が付けられた。さらに1997年にはCGによる場面が追加された「特別篇」が公開された。
 
 
最高のエンターテイメント作品!
2時間ちょっととは思えないほどたくさんの要素があるのだが、だからと言って内容が複雑になったり破綻したりする事無くまとまっている。
 
まずはオープニングに出てくるあらすじ。
これで本作の舞台と状況、主人公側と敵側の組織、本作における主人公側の目的をわずか1分で説明している。このあらすじで説明されていないのはジェダイ関連くらいで、それ以外の要素はこのあらすじであらかた説明されている。「遠い昔、遥か彼方の銀河系」と言う観客にとって未知の世界をこのあらすじ1分で説明する事で観客はドラマに集中できるようになっている。(ジェダイに関しては逆にこの時点で明かしてはいけないので、そこは例外)
 
本作はR2-D2C-3POの二人旅から始まる。一度は別々の道を歩みながらもわずか数分で再会すると言う奇妙な縁を発揮し、以後、二人は共に冒険を続ける。
R2-D2レイア姫にデータを授けられた事で物語は本格的に始まり、その後もR2-D2はルークとオビ=ワンを引き合わせるきっかけとなり、デス・スター侵入時にもデータベースに干渉して状況を動かしまくり、遂にはヤヴィンの戦いでルークと共にデス・スター破壊の任務に就いている。
物語をぐいぐいと引っ張りまくっているR2-D2だが人語を発しないので意外と出しゃばった印象を受けない。その代わりに喋りまくっているのがC-3POで彼はR2-D2の言葉を通訳しながら彼の言動にツッコミを入れて全体のバランスを取っている。
そんな無口だけど強引に動きまくるR2-D2と動かないけれどお喋りなC-3POと言う水と油な二人が最初からずっと喧嘩しまくるのだが、ヤヴィンの戦いで離ればなれになる時にC-3POR2-D2に向かって「君のいない冒険なんて…」と言って、最後にダメージを受けたR2-D2を見てC-3POが「私の部品を使って直して!」と訴え出る場面はグッとくる。
 
本作の主人公であるルークは最初は辺境の惑星に住む農家の子供であったが最終的には反乱軍における英雄の一人にまでなっている。ルークは最初は平凡な青年として描かれているが、父親ジェダイだったと言う設定によって後の可能性が示され、叔父夫婦の死と入れ替わりにジェダイであるオビ=ワンの修行を受ける事で農家の子供からジェダイへと変わった。
育ての親を帝国軍に殺されているし後に師匠のオビ=ワンもダース・ベイダーに殺されているので復讐や敵討ちで戦ってもおかしくはないのだが、最初にルークにレイア姫の映像を見せて一目惚れさせる事で復讐や敵討ちよりも姫の為に戦おうと言う前向きでポジティブな展開にしていて、この事によって本作の雰囲気自体も暗くならず、結果的に広く一般に見られる作品となった。(これをあえて逆にしたのが『エピソード3』)
いくら才能があるとは言え、オビ=ワンに勝ったダース・ベイダーをわずか数日の修行を受けたルークが勝つのは不自然なのでヤヴィンの戦いではライトセーバーを使った戦いではなく戦闘機に乗った戦いとなっている(しかもハン・ソロの援護付き)。この辺り、主人公の成長物語と言う王道を展開しながら不自然な急成長にしていないのが上手い。
一方で反乱軍に参加したばかりのルークが正規のパイロット以上に活躍するのは不自然なのだが、そこはビッグスの「ルークは一番の戦闘機乗り」と言う言葉とフォースと言う未知のエネルギーによって説明がつくようになっている。戦闘機を操るのに長けている人物は反乱軍にも多数いるかもしれないが、この時点でフォースを操れるのは反乱軍にはルークしかいなかったのだ。
ダース・ベイダーを撃退し、デス・スターを破壊した事でルークは師匠、ひいては育ての親や実の父親の仇を取ったと言える。さらにルークはレイア姫に惚れるが身分の違いと言う壁が立ちはだかる可能性があった。しかしそれも反乱軍の英雄となった事で身分違いと言う障害が取り除かれ、ルークとレイア姫が結ばれる可能性が生じると、成長物語に相応しい完全ハッピーエンドであった。(後の作品を見たらルークとレイア姫が結ばれないのが分かるがあくまで本作のみの話として)
 
ルークにハン・ソロにと惚れられるレイア姫
「特に美人じゃないレイア姫にどうしてルークやハン・ソロは惚れたの?」とまぁ失礼な事を言う人もいるが、あの圧倒的な強さと恐怖を誇る帝国軍との戦いにおいてあれだけのリーダーシップを取れる女性が目の前にいたら惚れると思う。
え? ハン・ソロは分かるがルークはホログラムに映った外見だけで惚れたって? 人の好みなんてそれぞれだから、そこはツッコんじゃダメだ!(後に兄妹と判明するので、その辺りの共感みたいなものを恋と勘違いしたのかもしれない)
 
帝国軍と反乱軍の戦いだが本作では皇帝はセリフのみの登場に留まっていてターキンとダース・ベイダーが帝国軍側のキャラクターとして登場している。
ルークは育ての親を帝国軍に殺され、師匠のオビ=ワンと実の父親ダース・ベイダーに殺された。一方のダース・ベイダーにとってルークはかつて自分が裏切ったジェダイの忘れ形見のような存在。そしてレイア姫はターキンの指示で故郷のオルデランを破壊され、一方のターキンもレイア姫デス・スターの設計図を奪われ、反乱軍の秘密基地に関する偽情報を掴まされ、最後は捕らえたレイア姫に逃げられる等、ルーク&レイア姫VSダース・ベイダー&ターキンと言う構図が出来上がっている。それが最初から最後まで続くのだが、実はこの構図を打ち破ってヤヴィンの戦いで決定打を放つのがこの構図とは無関係なハン・ソロと言うのが面白い。劇中でもヤヴィンの戦いのクライマックスではハン・ソロの存在は忘れられているんだけど、見ている観客もこの辺りになるとハン・ソロの存在を忘れかけてしまう。反乱軍と帝国軍の戦いの構図から外れているので両者の戦いが激化したら存在感が薄くなるハン・ソロを隠し玉にとっておいた事で、絶体絶命のピンチでのまさかの登場がより盛り上がる事となった。
 
色々書いたが自分が子供の時からスター・ウォーズシリーズを見ていて一番熱狂したのはライトセーバー
ブゥン…!と言う音と共に繰り出される光の剣の何と素晴らしき事か!