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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『ターミネーター3』(2003年公開)

ターミネーター

ターミネーター3

2003年7月2日アメリカ公開

脚本 ジョン・ブランカート マイケル・フェリス

 

ターミネーターシリーズ第3弾。
1作目と2作目と違ってジェームズ・キャメロンが脚本・監督から外れた為か雑な作りになっている。
 
展開的には1作目と2作目にオマージュを捧げながら違ったアプローチもしていて、シリーズを見続けていると全体的にニヤリとする場面が多い。ギャグっぽいシーンが多いので緊迫感が度々削がれるが軽い気持ちで見易い作品だと言える。
 
10歳で色々ヤッていたのはさすがにまずいと思ったのか1作目と2作目とは年代設定が異なっている。(ジョン・コナーは『2』では10歳と言う設定だったが本作では『2』の時点で13歳だったと言う設定になっている)
 
『2』では人類の指導者としての片鱗を見せたジョン・コナーだったが、本作では人類に牙を向く機械と言う恐怖に駆られてドロップアウト。最終戦争と言う未来と実際にターミネーターに襲われた事から日常生活を送れなくなったのは母親のサラ・コナーと同じだが、サラの場合は来たるべき戦争に勝つと言う目標があったので強くなれたが、本作のジョンはその来たるべき戦争も無いので生きる目標を見失ってしまった。
 
そんなジョンに代わって本作で大活躍するのがケイト・ブリュースター。
この獣医さん、強すぎだろう!?とツッコみたくなる強さ。1作目のサラを思い出すキャラなのだが、さすがに色々と手馴れすぎていて違和感を覚えてしまった。
 
T-800の改良型であるT-850。
前作に比べて人間味が増えたのでターミネーターとして見れば違和感はあるが、ここは機械の性能が上がってきたと言う事でなんとなく理解できる。あとラストシーンを見るに、T-850はある程度人間に近くないと話が成り立たないところがある。
 
T-XはT-800とT-1000の良いとこどりで正直言ってどうやって倒すんだろうと思った。
冷血な殺人鬼と言う感じがよく出ていて突然現れる場面等は結構怖かった。
あと、やはり女ターミネーターと言うキャラが素晴らしかった。可愛かった。
こちらもT-850と同じく人間っぽいところが度々見られたが、最終的に機械は人間と同じになりそうだ。
人間を滅ぼそうとする機械が人間を殺す為に人間を研究して結果的に人間に近くなってきていると言うのが面白い。
 
未来の技術を基に作られたスーパーコンピューターを破壊して1997年に起こるはずだった審判の日を遅らせる事に成功しても、人類は現在の技術でインターネットを作り上げ、その新たなスカイネットが2004年に審判の日を起こすと言う展開。
簡単に言えば『戯言シリーズ』の代替可能(ジェイルオルタナティヴ)と時間収斂(バックノズル)か。誰かが何かをしなくても別の誰かがそれをやってしまう。そして起きるべき事は絶対に起きるべき事である、と。
ケイトの父親で新たなスカイネットを作ってしまったロバート・ブリュースターはもっと色々と描き込んでほしかったキャラで勿体無い。
 
1作目と2作目の完成度が高いのでそれらと比較されて色々言われる本作だが、ラストの衝撃的な展開は評価されて良いと思う。