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shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『アベンジャーズ』(2012年公開)

アベンジャーズ』(MARVEL'S AVENGERS)

2012年5月4日アメリカ公開

 

マーベル・シネマティック・ユニバース第6弾。
フェイズ1最終作である今作でアイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカと言ったヒーローが遂に集結!
 
キャラクター集結映画は本作以前にも数多く作られているが、マーベル・シネマティック・ユニバースは最初から集結する映画を作る前提でそれぞれのキャラクター主演作を作っている。その為、それぞれの作風や雰囲気等は異なっていても細かい設定や時系列等は合わせられていて、本作で各キャラクターが集結しても違和感が起きないようになっている。
 
日本でヒーロー集結映画と言えば、仮面ライダーによる春映画が有名だが、マーベル・シネマティック・ユニバースのように春映画に向けて各作品が作られているわけではなく、本来は世界観が異なる各作品を特別な設定でイベント的に一つの映画に集結させている。
日本のヒーロー作品でマーベル・シネマティック・ユニバースに近い作りと言えば、たとえばTVシリーズの『仮面ライダーアギト』で、アギト、G3、ギルスと言った各仮面ライダーがそれぞれの物語を作り、終盤で3人の仮面ライダーが一つに集まる展開の方が近いと言える。
ここは映画をメインに展開しているマーベル・シネマティック・ユニバースとTVをメインに展開している日本のヒーロー作品の違いで、両者を比較する時にはこの違いを頭に入れておかないと見当違いな考えに至る恐れがある。
 
さて本題。
本人の戦闘能力は低いがスーツを纏えば陸海空の全てで活動できるオールマイティ型のアイアンマン、制御できないと言う爆弾を抱えているが単純な戦闘力は絶大で一発逆転の切り札にもなるハルク、強靭な肉体と雷をも操れる強力な武器ムジョルニアを扱うソー、特殊能力は無いが指揮官として戦況を判断して指示を下せるキャプテン・アメリカ、と4人の戦闘スタイルが異なっていて、それらが組み合わされた最終決戦は実に気持ちが良い。
キャラも「社長」としてフューリー率いるS.H.I.E.L.D.とも対等に交渉するトニー、普段は怒りを表に出さない温和な「博士」のブルース、弟ロキとの複雑な関係があるアスガルドの「王」ソー、「兵士」として平和の為に戦おうとするスティーブ、とそれぞれ違っていて、それが複雑に絡み合っている。
個人的に同じ科学者だからかブルースと仲良くなったトニーの姿にちょっとニヤニヤしてしまう。まさか自分の車の助手席に乗せるまでに心を許すとは思わなかった。
 
4人以外にもブラック・ウィドウとホークアイアベンジャーズに参加。
二人とも普通の人間であるが、あの4人と一緒にチタウリの軍団と戦うと言う人間を越えた戦力を見せてくれる。一体、何をどうすればあそこまで強くなれるのか。50年以上かけて超人血清を作るより二人の身体能力の高さの秘密を調べた方が良いんじゃないかとすら思える。
 
アベンジャーズの中ではホークアイだけがロキに操られて敵方に寝返ってしまうが、これはアベンジャーズの中でホークアイが部隊を指揮できる能力を持っていたからと思われる。
チタウリの軍団がまだ来ていない以上、アベンジャーズと戦うにはロキには軍団が必要。その軍団を用意して指揮が出来るとなればホークアイくらいしかあの時点ではいなかった。
もっともこれは制作側の都合の話で、劇中の都合はたまたまそこにいたからホークアイは操られただけなのだが。
 
本作でキーパーソンの一人となるコールソン。
ここでコールソンの骨董趣味とヒーローに憧れていたと言うキャラが示される。この二つはコールソンを語る上で外せないものとなり、これらが無ければ『エージェント・オブ・シールド』でのコールソンはあんなに魅力的にはならなかったと思う。
 
ヒーロー作品では最初からヒーローがいるのではなく、大抵は最初に悪がいて、そこから人々を守る為にヒーローが現れる。つまり、ヒーロー作品において真に大事なのは悪役の存在である。
本作での悪役はロキ。劇中のトニーのセリフにもあるがロキは「あの面子全員を怒らせる」事によって、ヒーロー集結を実現させた。いわば本作一番の功労者とも言える。
因みにロキは今後のシリーズでまだまだ出番があるので本作で倒されるわけにはいかない。だからと言って、敵を倒さず終わったらヒーロー作品としてカタルシスに欠ける。そこで用意されたのがチタウリで、この映画におけるロキの役目はヒーローが集結したところで終了。なのでロキはハルクにビッタンバッタンされてあっけなく出番終了w それと入れ替わるようにチタウリの軍団が地球に侵攻し、集結したヒーローはチタウリ相手にクライマックスを行うと言う展開になっている。
 
S.H.I.E.L.D.が保有するヘリキャリアは超巨大で迫力があり、人間を越えた力を持つヒーロー達を集結させる場所として存在感があった、まさかろくに戦闘しないで墜落寸前までやられてしまうとは思わなかったが…。まぁ、これは「兵器が人を守るわけではない」と言う意味合いなんだろうな。
 
 
『マーベル・ワンショット』「アイテム47」
アベンジャーズ』のBlu-rayに収録されている短編。
アベンジャーズ』の後日談でまさかのシットウェル主演作。
足で情報を稼ぎ、強盗犯の部屋に単身乗り込んで捻じ伏せる等、実は現場人間だったシットウェルの意外な一面が見られる。
チタウリが残した武器を手に入れて使用可能にして強盗を繰り返したベニーとクレアは最終的にシットウェルによってS.H.I.E.L.D.に参加。実はこれが『エージェント・オブ・シールド』の意外な伏線となっている。