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shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(CAPTAIN AMERICA THE FIRST AVENGER

2011年7月22日アメリカ公開

脚本 クリストファー・マルクス スティーヴン・マクフィーリー

 

マーベル・シネマティック・ユニバース第5弾。
これでアイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカと言ったアベンジャーズ・ビッグ3が全員登場した。
 
自分はヒーロー作品の面白さの一つに「弱くて誰かに守られる存在だった者が強くて誰かを守る存在に変身する」があるので、今回のもやし少年だったスティーブ・ロジャースがアメリカの英雄キャプテン・アメリカに変身する過程は何度見ても面白い。
 
ヒーロー作品は戦いの作品であるので、世界に戦いが起きる理由と敵味方共に何故戦うのかと言う動機付けが求められる。実はこれが結構難しく、特に戦後70年近く直接の戦争に巻き込まれていない日本では「何故平和な日本を舞台に戦いが起きるのか」「今まで銃を撃った事も無い普通の青年が何故敵と戦うのか」と言う状況作りに頭を悩ませる事になる。しかし、本作では戦争と言う既に戦いが起きている状態で、アメリカ=キャプテン・アメリカナチスドイツ=レッド・スカルとする事で敵味方共に戦う理由付けも既にクリアーされている状態から始める事が出来た。
 
キャプテン・アメリカは全身をメカに包まれて空も飛べるアイアンマンや見た目からして人間を越えた化け物に変身するハルクや神に等しき力を持つソーに比べると人間の領域に留まっているが、その人間を少し超えた力と言うのが映画として見た場合は逆に理解しやすい凄さとして映ると言う面白さがある。
 
盾を使ったアクションも面白く、敵の攻撃を塞ぐ一方で投げつけて相手を倒すと言う二通りの使い方に限られてながら見せ方で飽きないよう工夫されている。又、相手を殺す事より大切な者を守りたいと思うキャプテン・アメリカのキャラクターにも合っているアイテムとなった。
ところで自分はアメコミ原作には詳しくないのだが、S.H.I.E.L.D.の名前の由来ってキャプテン・アメリカの盾から来ているのかな。もしそうならキャプテン・アメリカに憧れていたコールソンが『エージェント・オブ・シールド』で言った「我々は皆を守る盾となる」と言うセリフがより感動的になる。
 
物語の後半でキャプテン・アメリカは一部隊を率いて戦争を戦う事になるが、ここで指揮官として成長した事が後の『アベンジャーズ』で皆を指揮する事に繋がる。(そう言えばソーも指揮官だったよな…)
 
マーベル・シネマティック・ユニバースも第5弾となり、他の作品を見ているとより楽しめる要素と言うのが強くなってきた。
たとえばキャプテン・アメリカが所属する戦略科学予備軍(SSR)は後のS.H.I.E.L.D.となる。
SSRで開発を担当していたハワード・スタークはアイアンマンことトニー・スタークの父親
キャプテン・アメリカの盾に使われている素材ヴィブラニウムの研究はハワードによって続けられ、『アイアンマン2』でトニーが新型のアーク・リアクターの素材として完成させた。
キャプテン・アメリカを誕生させたスーパーソルジャー計画は後に再開されるが、責任者であるアースキン博士が死亡していた事もあって超人血清は未完成でハルクやアボミネーションが誕生する事となった。
レッド・スカルがノルウェーで見付けたコズミック・キューブの元々の出処はソーの出身地であるアスガルド等々。
 
本作で不満なのは、氷の下で70年間眠っていたキャプテン・アメリカが目覚めて2011年のアメリカの中で呆然とするところで唐突に話が終わってしまうところ。次作『アベンジャーズ』に話を続けたかったのだろうが、一つのシリーズとは言え一つ一つの作品はそれぞれキチンと話を終えてほしい。せめて、ニック・フューリーとの会話はカットしないで全部使ってほしかった。
 
 
『マーベル・ワンショット』「ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事」
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のBlu-rayに収録されている短編。
アイアンマン2』でトニーの監視からニューメキシコ州のハンマー墜落現場へと移動する事になったコールソンのお話。通信機器片手に指示を出すイメージの強い中年おじさんコールソンの意外な身体能力に思わず驚く。と言うか何故か笑ってしまうw
アベンジャーズ』でコールソンがキャプテン・アメリカと言うヒーローに憧れていた事が明らかになるので、「ヒーローに憧れていた中年男性のお話」として見ると、コールソンがとてつもなくカッコ良く見えてくる。このコールソンのキャラは後に『エージェント・オブ・シールド』へと発展する事になる。