shoryu38の特撮・ヒーロー日記

ウルトラマン、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

『アイアンマン2』(2010年公開)

アイアンマン2』(IRON MAN 2)

2010年5月7日アメリカ公開

脚本 ジャスティン・セロウ

 

マーベル・シネマティック・ユニバース第3弾でアイアンマンシリーズの第2弾。
 
アイアンマンはこの世でトニーだけがなれるヒーローと言う設定だったが、今回で親友のローズ中佐がアイアンマンマーク2を改造したウォーマシンを装着する事になり、トニーは「相棒」を得る事になる。それがラストのアベンジャーズ加入に至り、『アベンジャーズ』でハルクやソーやキャプテン・アメリカと言った「仲間」を得る事へと繋がる。
 
この頃のマーベル・シネマティック・ユニバースでは「父親」の存在が物語に大きな影響を与えている。
『アイアンマン』の最大の敵オバディアはトニーの父親代わりだったし、『インクレディブル・ハルク』では恋人の父親であるロス将軍がブルースにとって最大の障害であった。そして本作ではトニーとイワンは父親が遺した正負の遺産によって光と影の道を歩む事となる。因みに次の『マイティ・ソー』でも全ての物語はソーとロキの父親であるオーディンによって引き起こされている。
 
前回の敵が身内であるオバディアだったので、今回は同じ業界の商売敵であるジャスティン・ハマーとなった。ただ、ハマーがコミカルなキャラでオバディアほどの凄みが無く、敵としてはやや弱い。
 
そこを補うのがトニーの父親と途中まで行動を共にしていたアントン・ヴァンゴの息子であるイワン・ヴァンゴ。決して恵まれていない状況でアーク・リアクターを作り上げて自らをアイアンマンと同レベルの存在ウィップラッシュへと変身させた。その後もハマーが作り上げたドローンとアイアンマンマーク2が改造されたウォーマシンを乗っ取ってトニーを殺そうとし、さらにスターク・エキスポ会場を中心にアメリカ国内で戦争を起こした。
 
と、かなり凄い敵キャラであるイワンなのであるが劇中での印象はやや薄い。ハマーもイワンもアクが強いキャラなのだが前作に登場したオバディアほどのインパクトは残せなかった。
おそらくそれはやっている事は結構凄いのだが主人公のトニーが彼らを脅威と思っていなかったのが理由だと思われる。ハマーは明かにトニーより劣っていた。イワンはトニーが認めるほどの能力の持ち主だったが物語前半で死亡した扱いだった為、トニーがイワンの事を脅威と思うのはイワンの生存を知った終盤に入ってからである。
実際に映画を見ると今回のトニーにとって一番の脅威はハマーでもイワンでもなくて、アーク・リアクターの不具合による死の恐怖であった。なので、新元素ヴィブラニウムを見付けて死の危険から解放されたところで盛り上がりが頂点に来てしまい、その後の戦闘がおまけみたいな感じになってしまった。
 
ウォーマシンの遠隔操作やロボットであるドローンとか、今回のイワンが行った事は後の『アイアンマン3』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でトニーが行った事を思わせるもので、ある意味、イワンはトニーの先を行っていたとも言える。
 
それにしてもアメリカで新たな軍事兵器のお披露目をすると100%の確率で暴走するよな…。