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ウルトラ38番目の弟

ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、鉄神ガンライザー、ゴジラ、ガメラ、アメコミ映画と色々な事を書いていくブログです。

「バルンガ」 『ウルトラQ』制作第16話

ウルトラQ

「バルンガ」

ウルトラQ』制作第16話

1966年3月13日放送(放映第11話)

脚本 虎見邦男

監督 野長瀬三摩地

特技監督 川上景司

 

風船怪獣 バルンガ

身長 50cm~無限

体重 不定

あらゆるエネルギーを吸収する宇宙胞子で最後は人工太陽の誘導で本来の食べ物である太陽に向かった。

名前の由来はバルーン(風船)から。

 

物語

あらゆるエネルギーを吸収して巨大化していくバルンガによって都市の機能は完全に麻痺してしまう。

 

感想

「怪獣」と言う概念も通用しないバルンガはただ存在するだけで人間社会を崩壊させてしまう。地震、台風、洪水と地球の自然現象にも勝てない人間は宇宙の自然現象の前には成す術が無い。最後はバルンガを太陽に誘導して事態の収拾を図ったが、もし太陽が喰われたら…。

 

冒頭の場面で宇宙飛行士が大気圏突入を試みているがカウント直前まで寝ていて良いのかと思わず突っ込みたくなる。

 

バルンガを乗せて車を走らせる万城目だが、この後の車が浮かぶシーンの為か、今回はいつものオープンカーではない。

 

由利子を庇った一平は瀕死の重傷を負ってしまう。『ウルトラマン』以降(特に『ウルトラマンT』)だとこのくらい何とも無くなるのに…。

 

謎めいた奈良丸博士の存在はバルンガの得体の知れなさとマッチしていた。ところで奈良丸博士は20年前にバルンガを殺したらしいがどうやって殺したのだろうか?

 

その奈良丸博士のセリフに「このキチガイじみた都会も休息を欲している」と言うのがある。確かに電気の無くなった都会は静かだった。しかし、人間は電気が無ければ生きていけない。我々の日々の生活は意外と脆い基盤の上に成り立っていたのだった。

 

今回の話はロバート・シェクリィの『ひる』がモデルになっているらしい。

 

本作は川上監督の『ウルトラQ』最後の作品。

川上監督は円谷プロを退社した後、日本特撮プロダクションを設立し、『宇宙大怪獣ギララ』の特撮を担当した。